ラ・マンチャの男

arisa_k2008-04-17

職場の社長夫妻が急用で行けなくなったチケットを争奪ジャンケンで勝ち取った私は、仕事帰りに意気揚々と帝劇へ。


自分が選んだ演目ではなく,他人の目で選ばれた出し物を見るのはとても興味深く,楽しいです。
芝居でも,展覧会でも。
自分1人では出会えなかったかもしれない「面白いもの」に出会える可能性が高いから。



芝居が始まって、私はある事に気付きました。
「日本語の芝居を見る機会が,今まで極端に少なかった。」


とにかく,日本語なはずの台詞が聞き取りにくい。
日本語に耳が慣れ、芝居の盛り上がりと同時にそれは気にならなくなったけど,いままでいかに「芝居中の字幕」に頼っていたかわかりました。



内容は,やはりロングランなだけあって、観客に考える余地を与えてくれる、「みなまで説明しない」演技と台詞。
プロローグで観客はエンディングを悟るけれど,2時間の間、どの様にそのエンディングに辿り着くか。
人間の,人生における狂気とは。